- お宮参りをするんだけど、抱っこって誰がすればいいの?
- お宮参りの時に祖母が赤ちゃんを抱っこしないといけないの?
- 抱っこ紐ってしてもいいの?
- パパが抱っこしちゃ駄目なの?
この記事では、こんなお悩みにお答えします。
目次
お宮参りの抱っこは誰がするの正解なのでしょうか。ママと祖母どちらが良いの?
現在は「どちらでも構わない」です。
では、どちらでも構わないのに、なぜ祖母が抱く・ママが抱く問題が良く取り上げられるのでしょうか。
説明していきます。
それと、僕は子供を中心とした家族写真を撮るサービスをしており、数多くのお宮参り写真を撮影してきたので、今までの経験からも説明していきますね。
お宮参りは「赤ちゃんを抱っこするのは祖母」というのが選択肢にある理由。
そもそも、なぜ抱っこをする選択肢に「祖母」が入っているのでしょうか。
それは、昔からの日本の風習で父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが、お宮参りのスタイルだからです。
なぜ、母親が抱っこをしないのか。
というと、昔はお産は赤不浄(あかふじょう)なので、母は穢れ(けがれ)があるとされていました。
※赤不浄と穢れとは…出産や月経は出血を伴うので穢れ(けがれ)とされていました。
その穢れが取れるまで2ヶ月前後掛かるとされていて、穢れがない人が母親の代わりに抱っこをしたのですが、昔は女性は結婚したら嫁ぐという事が当たり前だったので、そこにいる女性と言えば父親の母。つまり祖母ということになります。
そういう理由からお宮参りをする時は父方の祖母が抱っこをする。という風習ができあがったんですね。
お宮参り:抱っこは誰が?問題
この父方の祖母が赤ちゃんを抱くスタイルですが、家族の都合で母方の祖母や父親が抱く事が多くなってきていますね。
現代ではお宮参りのやり方も簡略化されてきていますので、しきたりにこだわる事も無いでしょう。
僕の子供もお宮参りでは、ご祈祷の時には僕の母(父方の母)が抱っこしてもらいましたが、その後の神社内では、ママが抱っこするのはもちろん、撮影の時などは母方の祖母にも抱っこしてもらい記念写真を沢山撮りました。
両祖父母からみれば、せっかくの孫の初イベントなので、両祖母とも抱っこして一緒に写真として残しておきたいですよね。
もちろん男性が抱っこしても問題ない
もちろん男性も赤ちゃんを抱っこしちゃ駄目という事はありません。写真撮影の時に父親が抱っこするということも何度も経験しています。
抱っこの仕方
抱っこの仕方に特に変わった事はないのですが、産着を着せてあげる時には、産着からしっかり顔が出るように気をつけて抱っこするようにしましょう。
産着の着付けが悪いと肩からづれ落ちてしまう場合があるので、気をつけたいところですね。
写真撮影の時の抱っこの仕方
お宮参り中の抱っことして、気をつけたい場所をあげるとしたら、記念写真撮影時の抱っこの仕方です。
普段の抱っこの仕方のまま写真撮影をすると、ほぼ寝かせた状態で撮影になるので、赤ちゃんの顔がほぼ写りません。
なので、コツとしては少し立たせてあげる感じにすると顔が写りやすく写真としては良いものになります。
最近ではプロのフォトグラファーに同行していただき、神社の境内で記念写真を撮ってもらうという事が増えてきましたが、そうやってお願いして撮影してもらう場合には、良い角度や姿勢・服装などのアドバイス等してくれると思いますが、自分たちで撮影して済ませてしまう場合には、気をつけておきたいポイントですね。
フォトグラファーさんは、撮影に慣れているし、進行も分かっているので、様々なアドバイスをしてくれるケースが多いです。
例えば、母方の祖母にも「せっかくの記念ですので抱っこしてお写真を撮りましょう」という事をフォトグラファーさんから言ってくれたり、パパ・ママが言いにくい場面があっても第3者として言ってくれるので写真を撮るだけではなく、進行もスムーズに行くケースが多いです。
産着の着付け方法なども知らないご両親が最近では多いのですが、僕も含めフォトグラファーさんなら知っているので、アドバイスができますね。
fotowaというサイトでプロのフォトグラファーさんにお願いすることができます。
お宮参りの抱っこで気をつけてほしいこと
フォトグラファーとして多くのお宮参りに同行させていただきましたが、すごく気になることがあります。
それは、特に夏です。日差しが強い中、直射日光に長時間あたっていたら赤ちゃんが可愛そうです。良い写真を撮りたいのは山々ですが、お宮参りは赤ちゃんが主役のイベントです。
大人の都合で直射日光にさらされるのを見ると、はやく日陰に!と誘導してしまいます。せめて写真を撮っていない時には日傘や帽子など日陰になるように心がけましょう。
お宮参りに抱っこ紐は要りますか?
100組以上お宮参りの撮影をさせていただいた僕の経験上、抱っこ紐を付けながらお宮参りをされたご家族は数組です。1割もいません。
父方の祖母や母方の祖母やママが変わり代わり赤ちゃんを抱っこするので、抱っこ紐を付けている時間がないです。
お宮参り自体も、そこまで長い時間ではないので、抱っこ紐が無い方が良いです。また、産着を付ける場合も多いので、そうすると抱っこ紐は付けることができませんね。
とはいえ、最近は近くにご両親がいなく、パパ・ママのみでお宮参りをするケースも増えています。ずっと抱っこが必要と考えるなら無理せず抱っこ紐を使いましょう。赤ちゃんもママも無理は禁物です。
お宮参り後のお食事会の時
お宮参りを終えると多くのご家族がお食事会をされるのですが、そこへの移動やお食事会の時などには場合によっては、抱っこ紐やベビーカーが必要になるかもしれませんので、お宮参りだけを考えるのではなく、神社さまへ行くまでやお宮参りが終わった後の事も考えて準備されると良いと思います。
お宮参りにベビーカーは欲しい?
ベビーカーが欲しいかどうかは、お宮参りをする神社さまの環境によります。階段や砂利道が多い神社さまの場合にはベビーカーを持っていくとそれがストレスになる場合が多いので、お宮参りをする神社さまの環境を予め調べましょう。
階段や砂利が少ないようなら、ベビーカーは持っていった方が何かと便利です。赤ちゃんの荷物なども多いかと思うので、そういうものもベビーカーの下に入れたり、引っ掛けたりすることでご両親の負担を減らすこともできますね。
お宮参りの抱っこに関するトラブルや注意点
しきたりを意識しすぎる祖母への対応
しきやりを意識しすぎる父方の祖母の場合には、終始抱っこするのは私!と言われる場合もあります。そのような時は、お宮参りをすると決めたときに前もってパパから祖母へこういう流れでやるから、抱っこは注意してね。と一声掛けておくだけでも違ってきます。
当日揉めてしまうと、母方のご両親にご迷惑を掛けてしまいます。
母方の祖母が抱っこを拒否する場合もあります
父方の祖母に遠慮されているのか、しきたりを意識されているのかは別として、遠慮される場合があるので、そうなった時には、パパ・ママから誘って抱っこしてもらう様に心がけましょう。
まとめ:ご祈祷の時は父方の祖母が抱っこしてもいいのでは?
多少でもしきたりや風習を気にされるようでしたら、ご祈祷中のみだけでも母方の祖母に抱っこしてもらいお祓いをしてもらうのが良いと思います。
赤ちゃんもまだ外に出なれていない時期なので、突然の環境の変化に落ち着かないという事も多々あります。泣いてしまった時は、やっぱりママの腕の中の方が落ち着くはずです。ですが、ママも出産してまだ2ヶ月~4ヶ月という期間なので、体調も優れないかもしれません。
無理のない範囲で赤ちゃんに注意をはらってあげましょう。
お宮参りについての準備や当日の流れや知っておくと良いポイントなどまとめましたので、よければ読んでみてください。